ThinkPadのブルースクリーン頻発の理由がWi-Fiのドライバだった件

パソコン

2023年に購入したThinkPad E14 Gen5 AMDが2024年の夏頃からブルースクリーンが頻発するようになった。

停止コード:DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALL

失敗した内容:rtwlane602.sys

Lenovoの修理センターに2回送ったがいずれも状況再現せずということで送り返されてしまった。

結局原因は当該機種のWi-FiアダプタであるRealtek8852CEのドライバだった。BSoD頻発時のドライバの日付は2024/6/27だったがのでおそらく7月頃のWindowsアップデートで降ってきたものだと思う。デバイスマネージャーのネットワークアダプター内にあるRealtek8852CE WiFi PCIE 6E PCI-E NICのプロパティから[ドライバーを元に戻す]を行うと不具合は解消した(自分のPCでは2023/7/14付けのドライバになった)。

実は「Realtek8852CE 不具合」で検索すると富士通のサポートページがヒットし、そこでは新しいバージョンのドライバを入手できる。

FMV Q&A - 「Realtek 無線 LAN ドライバー」(64ビット)の修正項目とインストール方法について(2025年6月発表モデル FMV Note WA1-K2 ほか) - FMVサポート : 富士通パソコン
富士通パソコンFMVのQ&Aをご紹介しています。

自分は2023年のバージョンで安定しているので導入していないが、XではLenovoのPCにこのドライバを適用して対処したという投稿もあった。

以下Lenovoのサポートに関する愚痴

先に書いた通り、自分はこの原因の切り分けが出来るまでにLenovoの修理センターに2回PCを送った(楽天で買ったからプレミアムサポートが付帯していたのが不幸中の幸い)が、修理センターでは「状況再現せず」ということで2回とも送り返された。

再現しないと修理のしようがないというのは仕方ないと思うが、サポートデスクや修理センターの担当者からはこのRealtek8852CEに関する情報提供は無かった。この問題は先ほどの富士通だけでなくHPのサポートページでも案内されているので業界内では相応に認知されていると思われる。HPやDellと最大手メーカーの座を争う立場で富士通クライアントコンピューティングの親会社であるLenovoが把握していないとしたらなんともお粗末な話である。

また、修理センターで再現せずと言われた時に当方から「再現できないのは了承したが私の環境ではBSoDで使い物にならないのも事実。問題解決の手がかりについて技術部門に照会してもらうなど、もっと専門的なサポートを受けられないか?」と聞いたが、回答は「修理センターで規定のテストをする中で再現できなければそれ以上のことはしない」というものだった。

結局自分は、ブルースクリーンの画面を動画で録画(ブルスクが表示される一瞬では記載内容が読めなかった)して、「失敗した内容:rtwlane602.sys」でググることでWi-Fiのドライバが問題だと気付くことができた。

本件の原因の切り分けやサポートとのやり取りに本当に多くの時間と気力を浪費してしまった。「世界最大規模のPCメーカーなら不具合や相性に関する情報も世界規模に集まるのでサポートに期待できるはず」と思っていたのは過大な期待だったようだ。
(本当に悪いのはRealtekとWindowsアップデートなのかもしれないが)

これからは毎日朝と夜に

・レノボの販売台数が減りますように

・レノボの業績が悪化しますように

・レノボのサポートで嫌な思いをする人が減りますように

と祈りをささげようと思う。それくらい疲れた。

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