7年使ったAmazonプライムをやめた

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2023年12月に、2016年から7年間使っていたAmazonプライムをやめた。メモとして残しておく。

7年間にあったこと

自分がAmazonプライムに加入したのは2016年11月のこと。無料期間1ヶ月を経て12月下旬更新の年間契約を7年間続けてきた

自分がこのタイミングでAmazonプライムを始めたのは、

・2016年4月にAmazonが一般会員の配送料無料をやめた

・この頃からプライム会員向けのサービスが充実してきた

ことが主な理由だったと思う。

Amazonは2010年11月に送料を完全無料化(2013年からは一部の低額商品は「あわせ買い」が必須になった)していたが、2016年4月にこれを修正し、現在まで続く「一般会員は2,000円以上は送料無料、プライム会員は完全無料」となった。

送料以外のサービスでは、前年2015年からプライムビデオとプライムミュージックが開始され、Amazonでヘビーに買い物をしないユーザーにとっても旨味が出てきた時期だった。

参考

2016年の送料変更

Amazon.co.jp、「全商品送料無料」が終了 2000円未満は送料350円に - ITmedia NEWS
Amazon.co.jpの全商品配送料無料が終了。2000円未満の通常注文は別途350円の送料が必要になった。

プライムミュージック1周年

「日本の主要音楽サービスになった」。Amazonプライムミュージック1周年
'16年11月18日、音楽配信サービス「Prime Music」(プライムミュージック)の国内提供開始から1周年を迎えた。アマゾンジャパン デジタル音楽事業本部ディレクターのポール・ヤマモト氏は、「スタート時に比べ、月間平均再生時間は2倍以...

ちなみに、この7年間にプライム会費が2回引き上げられている。

2019年4月 年額3,900円→4,900円

2024年8月 年額4,900円→5,900円

参考

Amazon(アマゾン)プライム年会費いつから値上げ?プライム会員でできることを確認 | @niftyIT小ネタ帳
Amazonプライムの年会費が値上げが発表されました。もともとAmazonプライム年会費は3,900円(税込)で提供されていましたが、2019年4月から現在の4,900円(税込)に値上げされていて、今回約4年ぶりの値上げとなります。

自分が7年間に払ったコストは3,900円×3回、4,900×4回合計31,300円。7年分とはいえ結構高くて萎える。

なぜやめたのか

今回更新しなかった理由は、サービスの劣化と自分の買い物傾向の変化である。

サービスの劣化(特にプライムミュージック)

自分にとって致命的だったのは2022年11月のPrimeミュージックの改悪だった。変更前は曲数は少ないものの自分で楽曲を選んで再生できたが、変更後はシャッフル再生でAmazonが勝手に選んだ楽曲を聞かされるようになった。

「知らない曲に出会える」といえば耳触りは良い。だが、当人が能動的に聞きたい楽曲以外の音楽はノイズと変わらないという人間は自分も含めて少なくない。2014年にAppleがU2のアルバムを強制的に全ユーザーのiTunesのプレイリストに入れて顰蹙を買ったことを思い出そう。自分がその時聞きたい音楽なければベートーヴェンやビートルズですら雑音である。

アップルの黒歴史、U2のアルバム「無料配布」が大失敗だった理由 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
2014年にロックバンドU2がiTunesユーザー向けにアルバムを無償配布した際、リーダーのボノは、多くのユーザーがそれを歓迎すると考えていた。彼は、iPhone 6が発表された新製品発表会の基調講演で、アップルのティム・クックCEOとステ...

(一応、2023年10月の再改変でプレイリストにすれば自分の聞きたい曲を聞けるようになったらしい。)

Primeビデオも追加料金無しで再生できるタイトルが減った。ただ、自分は映像作品はあまり見ないのでこちらはプライムミュージックほど致命的ではなかった。7年間プライム会員だったが2020年にランボーを4作(「ランボー」から「最後の戦場」まで)一気見して興奮したくらいしか使った覚えがない。

Amazonであまり買い物をしなくなった

もう1つがAmazonで買い物することが減ったことだ。

自分はもともとヘビーにAmazonを利用していたわけではなく、実店舗で日用品や本を買うことを窮屈な日常の気晴らしとして楽しんでいるタイプの人間である。そのためAmazonは家電やPC関連の耐久消費財を「他より安ければ買う」という使い方が多かった。ただ、昨今ではAmazonの価格がYahooショッピングや楽天の還元込みよりも安くなることはほとんど無くなったように思う。

特に、2020年頃にYahooショッピングがPayPay還元に本腰を入れ始めてから、1万円以上の耐久消費財はだいたいヤフショで買うようになった。今は大盤振る舞いしていた時期と比べるとヤフショの還元もショボくなったが、それでも実質ならまだAmazonより安いことが多い。PayPayはほぼ現金等価だしね。

結局自分が今でもAmazonで買っているのはAmazonベーシックのHDMIケーブルやAnkerのUSB充電器といった中華ブランドの小物が中心である。

こんな買い物傾向の変化もあって配送料無料のメリットも以前ほどは感じられなくなってしまった。

また、この7年間の間に純粋に通販サービスとしてのクオリティが劣化したとも思う。梱包が省力化され商品の化粧箱に直接伝票を張って配送したり、セール時にはプライム会員がお急ぎ便を利用しても1週間近く待たされるようになった。

おわり やめた矢先に送料無料が厳しくなるのか

以上です。

今のところプライムやめて2ヶ月で不便は感じていません。ただ、3月末から送料無料の下限が3,500円に引き上げられるとか。まぁ必要なら再検討しようと思います。

Amazonが配送無料の基準を値上げへ、2000円→3500円以上の注文で
Amazon.co.jpで、通常配送の配送料が無料になる基準が、3月29日に変更される。現在は2000円以上の注文で無料の配送を利用できるが、29日以降は3500円以上の注文に変更され、値上げされるかたち。

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