HP27f 4Kモニターを購入し半年間使いました。
3万円前後で購入できる4Kモニターとしてそこそこ人気がある商品です。

出所:HP Directplus
今年は在宅の仕事が多くなり、モニターをいろいろ試してしまった年でした。
モニターを増やすと生産性が上がったりクリエイティブになったりトレードができるようになると思ってしまうのは深刻な勘違いです。
モニターが増えても脳は増えない。でもカッコいい🖥🖥🖥 pic.twitter.com/FE4saDcaGk
— トン@儲からない投資の知識 (@in_invest_net) October 18, 2020
実機レビュー
本機は、2019年に発売されたHPの27インチ4Kモニターです。

特徴は安さ
本機の最大の特徴は安さです。
定価は税込み35,000円程度ですが、頻繁に行う10%引きや楽天のセール時のポイントアップを絡めてHP Directplus楽天店で購入すれば、実質30,000円を切る価格で購入できます。
自分は2月に購入しましたが、期間限定楽天ポイントによる還元を含めれば実質28,000円程度で購入できました。
最近では、楽天ではない直販のHP Directplusでも税込み27,000円台で売っている時があり、かなりお値打ち感があります。
削っている部分はどこか
本機が安さの代償として削っっているのは
・VESAマウント
・スピーカー&ヘッドホン出力
・電源投入やスリープ時の速さ
だと思います。
VESAマウント
VESAマウントがついていないのでモニターアームは取り付けられません。
一応Amazonで本機を含むHPのモニターの台座の設置部分をVESAに(無理矢理)変換するアダプターが販売されているのを見たことがあります。
ただ、数千円と決して安くなく、レビューでも相応に不安定という意見があったため、モニターアームでの設置を検討しているなら本機は最初から選ばない方が良いと思います。
縦置きや画面回転にも標準のスタンドでは非対応です。
一応本機のスタンドは接地面積が狭く、高さ調整と画面のチルトもそれなりに広範囲に可能なので、付属スタンドに不満を感じるこシチュエーションは少ないと考えます。
参考実測値
・接地面積 横27cm×縦19.8cm
・スタンド調整 最も低い時が約4cm・最も高い時が約13.5cm
(地面からディスプレイ下端までの距離。表示領域までの高さはこれプラス下ベゼルの幅約2cm。)
スピーカー&ヘッドホン出力
さらに、スピーカーが搭載されていないだけでなく、モニターからのヘッドホン出力もありません。
これはPC1台としかつながない場合は問題ありません。
一方、モニターにPCとゲーム機をつないで切り替えて使いたい場合は、モニターのヘッドホン出力にスピーカーをつないでおくと便利ですが、そうした使い方はできません。
電源投入やスリープ時の速さとソフトウェア
また、購入時に参考にしたレビューで、電源オン・オフやスリープからの復帰時に、他のモニターと比べて本機は時間がかかるというものがありました。
自分はLGの27UL650Wとデュアルで使っていましたが、それと比べると本機の起動・スリープ復帰は目に見えて遅かったです。
さらに、LGやDellのモニターのようなPCのからモニターの設定をコントロールするソフトも用意されていないため、画面の設定は昔ながらの方法で画面下部のボタンをポチポチする必要があります。
色は自分は不満ありません
本機の発色や視野角は自分には不満ありませんでした。
デザインのプロが使うクオリティではないかもしれませんが、広い画面で作業したりコンテンツを楽しむ分には問題ないと思います。
一応チューニングの癖として、本機は標準のモードが「低ブルーライト」という設定になっています。LGやデルのモニターの標準設定と並べると、青が抑えられているように感じました。
ただ、本機の「低ブルーライト」設定は、あくまで標準設定としてチューニングされているようで、一般的なモニターやPCの低ブルーライト設定と比べると不自然な黄色さはありません。
他社のモニターの「ブルーライトカット」や「Paper」に相当する「夜間」というぐっと青を絞ったような設定も別にあります。

できないことが気にならないならグッド
以上です。
値段を考えると良いモニターですが、そのためにパネル以外のハードの作りやソフトウェア周りの作り込みはコストを抑えていると感じました。
出来ないことが支障にならないなら良い買い物だと考えます。

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